モノクロ原稿の作り方
画材
適しているもの |
|
---|---|
適さないもの |
|
- 必ず黒で描いて下さい。
原稿は濃くはっきりと描いて下さい。 - かすれ・グレーの罫や文字は印刷に出ません。
ベタの中の白い文字・イラストもはっきりとお願いします。 - ベタの塗りムラにも注意してください。
水性ペンだと塗りムラが目立ちます。 - 鉛筆・ボールペン・色ペン書きの原稿は印刷に出ません。
どうしても使用する場合は、一度コピーしたものを原稿にしてください。
原稿用紙
- 原稿用紙は市販の同人誌用原稿用紙をお勧めします。
トンボの位置が正確でトラブルもなく作業ができます。 - 市販の原稿用紙以外を原稿とする場合、センタートンボとコーナートンボを必ず付けて下さい。
仕上がり線に黒で実線を引かないでください。印刷に出てしまいます。
原稿用紙 | |
---|---|
A.通し番号 | 通し番号記入箇所 ノンブルが打ってあっても必ず記入が必要になります。 |
B.塗り足し | 塗り足し部分 原稿の絵は塗り足し部分まで描く必要があります。 |
C.センタートンボ | 原稿の中心を示す印 |
D.仕上がり線 | 出来上がりの位置 この近くに大切な絵、文字を書かれてしまいますと切れてしまう事がありますので注意が必要です。 |
E.内 枠 | 確実に印刷に出る範囲 切れたり読みにくくしたくない文字・絵はこの枠線内に書くのが無難です。 |
F.コーナートンボ | 原稿の大きさを示す印 |
G.ノンブル (ページ打ち) |
本文全てのページに1つずつ付ける連続した番号記入箇所 この位置に入れると本が出来上がった時に揃っていて綺麗に見えます。印刷に出る所に付けて頂ければ場所はどこでも大丈夫です。 |
スクリーントーン
- スクリーントーンの目が細かすぎたり、薄すぎるとつぶれたり飛んだりする恐れがあります。
(10%~40%以下、85線以内、砂目は25%以内が限度です。) - 同じページに濃いトーンと薄いトーンを一緒に貼ってしまうとトーンが綺麗に出ません。綺麗にトーンを出すためには、同じページ内に濃いトーン、薄いトーンを一緒に貼らないでください。
- トーン同士でなくても、濃いトーンと細い線(薄いトーンと濃い線)の時も同じような仕上がりになり片方しか綺麗に出ません。
ト-ンと線のどちらを優先するのか記入してもらえれば、ご希望に沿うようにしまが、ご希望に添えない場合もありますのでその点ご了承ください。
濃いトーンに合わせる | 薄いトーンが飛んでしまいます |
---|---|
薄いトーンに合わせる | 濃いトーンが潰れてしまいます |
注意点
- 重ね貼りはお勧めできません。原稿を縮小する場合特に注意してください。
- トーンは、プロギアなどでしっかりこすり付けてください。
- 細かく切ったトーンは剥がれやすいのでしっかり貼って下さい。
- トーンの下地のイラスト等の消し忘れ、消しゴムのカス、修正による盛り上がりは印刷で再現されますのでご注意ください。
- トーンの上にメンディングテープが貼ってあると境目が印刷にでます。
- トーンの上に黒の文字を書くと字が読めなくなります。
あみかけ
- 薄墨、鉛筆、写真のコピー、カラーイラスト等は印刷には出ませんので、必ずあみかけ処理してください。
- 処理を施す箇所は剥がしやすいようテープで軽く止めてください。
小説原稿
- ワープロなどでプリントした小説原稿で文字のみの場合、同人誌用原稿に貼って頂く必要はありません。詳しくはパソコンから出力した小説原稿をご覧下さい。
- 文字がかすれていると印刷に出ないので、はっきり印刷されているものを原稿としましょう。